CB1300SF/SPブログ

ホンダCB1300SF・2002年のSPモデル(10周年記念車450台)オーナのブログです。

ホンダ HONDA CB1300の足跡

ホンダCB1300SF・SP

HONDA ホンダCB1300は、当社の代表的なモデル「CB1000スーパーフォア」の系譜を引き継ぎ排気量をアップさせたHONDAリッターバイクのフラッグシップモデルです。

CBシリーズの最上位の位置づけであることからも、常に最新装備を搭載するモデルとして愛好者たちに注目されるモデルであることでも知られています。

多くの派生モデルが誕生し、HONDAのバイクを語る上でなくてはならない存在であるCB1300シリーズの歴史を見ていきましょう。

CB1300 SF(SC40)

CB1300 SF(SC40)(1997年初期モデル)

  • https://www.honda.co.jp/news/1998/2980210-1.html

1991年の東京モーターショーで発表され、業界・バイクファンに衝撃を与えたのが「CB 1000 SUPER FOUR」です。

社内に発足した「プロジェクトBIG1」による開発で、バイクファンでもある開発部員が「自分たちが好むロードスポーツバイク」をコンセプトに魂を注ぎ込んで作り上げた渾身のシリーズであり、同シリーズの究極点として登場したのがCB1300SFです。

BIG1の基本コンセプトとして挙げられているのは以下です。

  • 水冷4サイクル
  • DOHC直列4気筒エンジン
  • 外観はセクシー&ワイルドであること
  • ライダーが感動できる性能

全バイクのラインナップとして、特殊な立ち位置になる大型バイクの、他の排気量のバイクと違った魅力、そしてHONDAが蓄積してきた技術と歴史をすべて含有させたバイクを作るというのがプロジェクトBIG1の骨子だと言えるでしょう。

SC40の概要

CB1000SFのコンセプトを継承しつつ、HONDAのバイク史上最大の排気量を搭載、水冷4ストローク4バルブDOHC直列4気筒と、"BIG 1"の定義をそのまま継承し排気量を1300にまでアップ。

外観も一見すると非常に似ており、「CB1000SFの大排気量バージョン」という印象は拭えません。

しかし、細かな部分ではかなり改良が加えられ、前後ホイールを18インチから17インチへ小径化し、さらに軽量するなど、取り回しへの配慮がなされいてます。

マフラーは左右への2本出しで「4into2 1into2」リアクッションの乗りやすさの向上など、無骨なイメージのある大型バイクに新しい風を吹き込んだモデルとしても知られています。

通称名 CB1300 SUPER FOUR
車名・型式 ホンダ・SC40
全長×全幅×全高(m) 2.200×0.780×1.165
車両重量(kg) 273
エンジン型式 SC38E・水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量(cm3) 1,284
内径×行程(mm) 78.0×67.2
最高出力(PS/rpm) 100/7,500
最大トルク(kgm/rpm) 12.2/5,000
潤滑油容量(L) 4.6
燃料タンク容量(L) 21
変速機形式 常時噛合式5段リターン
タイヤサイズ前 130/70ZR17 (62W)
タイヤサイズ後 190/60ZR17 (78W)




SC40年代ごとの変更点

CB1300SFは、頻繁にマイナーチェンジが加えられ、各年ごとに進化されています。

年代ごとの変更点は以下です。

1999年モデル

  • センタースタンドの導入
  • 前後サスにプリロードとダンピングフォース調整機能を導入
  • カラーラインナップの変更

2000年モデル

  • 各種部品の塗装色変更
  • 本体カラーラインアップの変更

2001年モデル

  • 排ガス規制への適用のために「二次空気導入装置」の装着
  • 燃費向上(21.6㎞/Lから23.5㎞/Lへ)
  • 5kgの軽量化
  • ブレーキキャリパーを4ポットへ変更
  • フロントブレーキハブをアルミ製へ変更
  • カラーラインアップの変更
  • 形式名を「BC-SC40」へ変更
  • 「モリワキ製」の社外マフラーを装備した限定モデルの発売

2002年CB1300 SF・SPECIAL 限定販売

オレの2002年CB1300 SF・SPECIAL 限定販売は・・・1992年に発売を開始したBIG-1(CB1000 SUPER FOUR)の誕生10周年を記念し、専用カラーリングの採用に加え、モリワキエンジニアリング社製の軽量なカーボンサイレンサーを装着した精悍なバイク。さらにキャブだし。

1983年に輸出モデルとして発売したCB1100Fのイメージを取り入れたカラーリングを施している。今でもこのCB1300SF・SPが一番かっこいいと思っている。

  • 販売計画台数(国内・年間):限定450台
  • プロス店希望小売価格:1,060,000円

CB1300SF(SC54)2003年モデル

CB1300SF(SC54)2003年モデル

  • https://www.honda.co.jp/news/2003/2030130-cb1300sf.html

CB1300SFシリーズの第二世代にあたるのがSC54です。

SC54はSC40からフルモデルチェンジされ、同時に海外への輸出もこモデルから開始されています。

プロジェクトBIG1の系譜を周到しつつも、よりスポーティな改良が施され、現在までも続く系譜のターニングポイントを表すモデルが第二世代のCB1300SF(SC54)になります。

第二世代のCB1300SFは、現在までも続く基軸モデルとなり、2つのの派生モデルを誕生させています。

白バイに採用されたカウルモデル「Super Bold'or」と、そこからさらに派生した、高速ロングラン走行に重点をおいた仕様である「Super Turing」です。

通称名 CB1300 SUPER FOUR
車名・型式 ホンダ・BC-SC54
全長×全幅×全高(m) 2.220×0.790×1.120
車両重量(kg) 254
エンジン型式 SC54E(水冷・4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒)
総排気量(cm3) 1,284
内径×行程(mm) 78.0×67.2
最高出力(kW[PS]/rpm 74[100]/7,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 117[11.9]/5,500
潤滑油容量(L) 4.8
燃料タンク容量(L) 21
変速機形式 常時噛合式5段リターン
タイヤサイズ前 120/70ZR 17M/C (58W)
タイヤサイズ後 180/55ZR 17M/C (73W)




SC54の概要

エンジンのボア・ストロークの変更はないものの、エンジン部分だけで8㎏、全体で20㎏もの軽量化に成功しています。

PGM-FI電子制御式の燃料噴射装置へ変更され、環境性能への配慮がなされています。

パワーユニットの外観では、放熱フィンを取り去り、スッキリとした印象。

点火システムは「三次元点火ポイント制御システム」へ変更されるなど、動力部分の大幅な改良が見られ、コアなファンの好奇心を刺激しました。

初代モデルと比べると、パワーバンドは低回転域が強くなり、市街地の通常走行で大切になるトルクバンドは若干高回転域型になっています。

ただし、車重が19kgも軽量化されたことにより、エンジン特性をそのままライディング時に体感できるものではなく、総体的に乗りやすさとスポーティーさを兼ね備えた仕上がりだと言えます。

マフラーは1本出しの集合管へと変更、可変排気バルブの導入。

ホイール経はそのままで、前輪120/70、後輪180/55へとワイドサイズ化しています。

ホイールベースが3cm短くなり、さらに軽量化が徹底されたことで、SC40(初代)よりもかなり機敏に動ける躯体へと進化することになります。




SC54 年代ごとの変更点

SC40(初代)と同様に、SC54でもほぼ毎年の頻度でマイナーチェンジが加えられています。

2008年モデル

  • 二輪車排出ガス規制適合者へ
  • 型式名変更
  • エキゾーストパイプの取り回し変更
  • オートチョーク化
  • エンジンカラーの変更
  • 最高出力1PS、最大トルク0.3kg-m向上

2010年モデル

  • ABSに前後連動機構を導入
  • ハンドルのグリップポイント変更
  • ACジェネレーター出力の増大化
  • シート高を1cm低下
  • リアカウル周辺デザインの変更
  • テールランプのLED化
  • カラーバリエーションの変更

2014年モデル

  • トランスミッションを5速から6速へ変更
  • 燃費向上(25.5km/Lから26.8km/Lへ)
  • 各パーツのカラーリング変更
  • マフラーサイレンサーの小型化
  • ホイールを10本スポークへ変更
  • ABSの前後連動機構を廃止

2018年モデル

  • 平成28年度二輪排出ガス規制適合化
  • 最高出力の向上(74kw(101PS)/7000rpmから81kw(110PS)/7250rpm
  • 最大トルクの向上(115N・m(11.7kgf-m/5500rpmから118N・m(12.0kgf-m)/5500rpmへ)
  • アシストスリッパークラッチへ変更
  • ヘッドライトのLED化
  • ETC車載器の導入
  • グリップヒーター標準装備

まとめ

CB1300SFは、その性能の高さと品質の安全性からも白バイにも採用されています。

2019年現在で20年を超えて系譜が継続される、HONDA2輪を代表する大型バイクシリーズです。

さて、当サイト管理人の私はバイクに乗り始めた時からホンダのバイクばかり乗っていました。高校の時にバイクの中型免許をとって最初の愛車がホンダ・ゴリラでした。

あれから30年近くたち、とうとうホンダのフラッグシップCB1300SF/SPにたどり着いた感じです。このCBをずっと乗り続けていきたいと思っています!

このCB1300を自分でバイクのユーザー車検を通したブログをこちらで公開をしています。ぜひご覧ください。

残念ではありますが、2015年にCBはバイク売却サイトで手放しました。

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